オリーブオイルのラベルの読み方①(本当の産地の見分け方)

bottiglie
先日(9月19日)のセミナーではオリーブオイルの選び方をテーマに、ボトルのラベルを読み解いてみました。
特に普段字が小さすぎたり、日本のラベルが貼られてしまっていてあまり見る機会のない『裏のラベル』。ここには果たしてそれが本当にイタリア産のEXVオリーブオイルなのかどうかがわかるヒント(?)が隠されています。

オリーブオイルカフェのオリーブオイルの選び方のページにもいろいろ書いてありますのでそちらも参照いただけるといいのですが、
日本の法律ではまだまだオリーブオイルについての規定が曖昧です。
私たちが普段スーパーでEXVオリーブオイルを買おうと思い、イタリア産が欲しいな、と思ったとします。
その時、どこを見るかというとボトルの裏に貼ってあるラベルの『原産国』ですよね。

認証マーク(D.O.P)は最大の目安となりますが全てのオイルに認証マークが付いているわけではありません。

日本の表記の『原産国』について農林水産省のホームページにはっきりとこう書かれています。

『輸入加工食品の場合、食品が最終的に加工された国の名前が、原産国として表示してあります。』※農林水産省 『加工食品の表示』参照

日本で輸入オリーブオイルは輸入加工食品扱いです。なので、最終的にボトリングされた国が『原産国』になります。
でも、私たちが知りたいのは、あくまで『どこで栽培されたのか=産地』。なのに、『原産国』という表記は、あまりにも消費者に不親切で誤解を招く表記ですよね。

じゃあどーしたらいいの???

イタリアは国際オリーブオイル協会の加盟国でもあり、オリーブオイルの法律がある国ですので、こうなったらイタリア語で書いてあるラベルを読むしかありません。

えええーーー?イタリア語ぉ?

と思われるかもしれませんが、大丈夫、必要なところだけをチェックしましょう!

製造者が明記されているか探そう!

『原産国:イタリア』と書いてあってもイタリア産じゃないことが多い、というか、それだけの表記であれば、他国の安価なオリーブオイルにちょっと美味しいギリシャかスペインあたりの物をブレンドしてイタリアでボトリングしたものであることはほぼ99%間違いないです。ならば、製造者名が書いてあるかどうか!これが大きな決め手になります!

panta-ura(裏のラベルの真ん中より下あたり)
←ここの部分に(これは英語表記もありますね)『PRODOTTO ED IMBOTTIGLIATO DA(製造およびボトル詰め) AZIENDA AGRICOLA BIOLOGICA TITONE DI ANTONIA ANNA TITONE(アントニア・アンナ・ティトーネのティトーネ有機農場) 』このオイルの製造責任者がかいてありました。そしてその下にはイタリアの住所(製造場所)。

もっと小規模農家になると

panta-2←『ジリョ・フランチェスカ(人の名前)のティレディパンタレオ(商品名)』なんて書き方もありますが、その下には大抵製造場所(栽培場所)の住所が書いてあります。
そしてwebのURLに続いて『Imbottigliato・・・』と、ボトル詰した搾油所の住所と名前。小規模農家は共同の搾油所で搾ってもらうんです。

とかく見逃しがちな部分ですがとっても大切な所!なのに店頭に出ている輸入オリーブオイルは日本の消費者のために日本語表記のシールを貼らねばならず、オリーブオイルに素人のインポーターはご親切にその部分を覆って貼っていたりして、本当に困ったものです。

日本も早くオリーブオイルの専門家を交えて、本当のオリーブオイルを伝えるべく、ラベルの表記を作成するようになるといいですね!

イタリアンレシピ:豚肉とオリーブのハーブトマト煮込リッチョーリ・マルキジャーニ

riccioli_marchigiani

只今、百貨店では秋のイタリア展真っ最中。
私は毎日、そこで美味しいEXVオリーブオイルをご紹介しています^^
友だちが来てくれたり、同じ出展者の方にいろいろと親切にしていただいたり、皆さんのおかげで楽しくお仕事しております。

一昨日は横浜髙島屋の最終日。このあと、新宿髙島屋に場所を移します。
新宿髙島屋では20・22・23日の3日間、午後2時ごろ~お店に出ています。

横浜の最終日、とうとう我慢が出来ず、美味しいイタリア食材をつい買いこんでしまったので、早速使ってみました!
今日はそのうちのRiccioli Marchigianiというショートパスタとオリーブを使った料理をご紹介いたします。

※Riccioli(リッチョーリ)はねじれがあるパスタのこと。
Riccioli Marchigianiは茹で時間12分で少し厚めのくりくりとフリルが可愛いパスタ。濃いめのソースが似合います。
トマト・豚肉・オリーブ(オイルも)の組み合わせはビタミンB1やリコピンが疲れたカラダにぴったり!
※今回、圧力鍋を使いました。

豚肉とオリーブのハーブトマト煮込リッチョーリ・マルキジャーニ

<材料>(分量は目安です。味を見ながらお好みで加減してください)
豚肉・300g(部位はお好きなところを!) 黒オリーブ・50g(緑でも、お好みで) 玉ねぎ・1個 ニンニク・1-2片 トマト缶・1 ローズマリー・適量 (あればオレガノ タイム セージ) 塩・3つまみほど オリーブオイル・大さじ4杯

<準備>
パスタ用に鍋にお湯を沸かしておく

<作り方>
1.鍋にオリーブオイル大さじ2を敷き、ニンニクをつぶしてローズマリーと一緒に弱火で炒め、そこに玉ねぎ・オリーブを入れ少し炒め、豚肉を入れます(この時、オリーブもキベラで軽く潰すとオリーブの旨みがソースと混ざって美味しい)。
2.豚肉に火が通ったらトマトを入れ、ハーブと軽く塩を入れて蓋をします。
3.パスタを茹で始めます。
5.強火で沸騰しフロートが揺れ出したら弱火で4分。
6.フロートがおりたら煮詰めながら塩で味を調えます。
7.茹であがったパスタに6をかけ、最後に美味しいオリーブオイルをたっぷり!

buon appetito!

イタリア旅行記 トリエステ-Trieste①(Miramare) 

castello_di_miramare
さて、この旅の目的のひとつ、オリーブオイルの展示会『Olio Capitale/オーリオカピターレ』の舞台、トリエステをご紹介。

torieste.map
トリエステは北イタリアの極東・スロベニアとの国境の町。
第一次世界大戦以前までオーストリア=ハンガリー帝国の統治下にあったため、当時のハプスブルク家の影響を色濃く残した街並みがとっても印象的!そういえば、トリノの街並みに良く似ている!とにかく、とても美しい町でした。

駅からチェントロまでは徒歩で10分もかかりません。
今回はオーリオカピターレがメインだったため、あまりあっちこっち行けなくて残念でしたが、イベント最終日、私のイタリアのホストが前日行っていてオススメという『Miramare(ミラマーレ)城』に行きました。

ここは19世紀・オーストリア皇太子・マクシミリアン大公の作ったお城。トリエステ駅前のロータリーから36番のバスで約15分ほど北へと海沿いを行くと、お城が見えてまいります。とても自然豊かな場所で、バスを降りたら今走ってきたバス通りの下をくぐる遊歩道があるので、そこを通って海岸へ。そしてさらに海岸沿いを歩くこと10分。すると、

こーんなゲートが。

miramareporta
岸壁に建つ白い華麗なお城。

castello
お城の中にも入ることが出来、入館料を払うと中を見学することが出来ます。とても美しい、でもイタリアにしては新しめのお城でした。中は家具や調度品など当時のまま残っていて、オーストリア貴族の生活がそのまま見学でき、とてもセレブな気分。

miramare7

お風呂は大理石、トイレもあります^^

miramare3

そして、お城の内側にまわると中庭の階段を降りたところに入江があって、なんともおとぎ話の世界に潜り込んでしまったかのよう。。。周りは森に囲まれ、中庭もとても美しかった。こんなところが自分の別荘で、入江にモーターボートでもつけて遊びに行ったらどんなに素敵かしら・・・と、そんな妄想にふけってしまいました。

miramare2

実は、バスを降りてから気が付いたのですが・・・うっかり帰りのバスのチケットを買わずに片道切符で来てしまった私たち。お城に着いた早々、受付の人に聞きました。

結論:ミラマーレ城ではバスのチケットは売っていません(TOT)ので、行かれる方は必ず帰りのチケットを買って持って行きましょう!

miramare4
で、どうしたのかって言うと、お城の駐車場のオジサンに海沿いを2㎞下ったところにBarがあるからそこでならバスのチケットが買えると教えてもらい(オジサンたちも親切に自分のバイクやバッグの中にバスチケットはないか探してくれましたが、残念ながらありませんでした)、とぼとぼそのBarまで歩いていきましたとさ。トホホ。

しかし、本当に海がきれいで、ぜひ今度は夏休みに!イタリアにまたもう一度訪れたい街がひとつ増えてしまいました。

地中海式ダイエットってなんだ?

mediterranea
今月のオリーブオイルセミナーも満席!毎回楽しみにして下さる方が増え、嬉しい限りでございます^^。

さて、7月のオリーブオイル講座のメインテーマはズバリ『地中海式ダイエット』でした。

mediterranean-pyramid『ダイエット』というと、私たち日本人は『痩せること』と思いがちですが、そのほかにも『習慣的な栄養摂取(食習慣)』など、「健康的な生活習慣」という意味でも使われます。

今回のセミナーを受講された皆さまも、食と健康との関係のお話にとても興味深く耳を傾けてくださいました。

地中海式ダイエットのもととなる『地中海式ダイエットピラミッド』の詳しい説明はオリーブオイルカフェのホームページ『うわさの地中海式ダイエット』に書いていますが、この中で最も大切なポイントは『オリーブオイルを毎日摂取すること』
ゆったりとした時間の中で家族や友人とワインを片手に美味しいオリーブオイルたっぷりのパスタやお野菜を食べる・・・。食事法だけでなく、この時間や心のゆとりも地中海式ダイエットの大きなポイントだったりします。

今や世界が認める長寿大国、日本。でもただ長生きをするだけでなく、心身共に健康で幸せな人生を送るために、日本人の誇るヘルシーな和食に加え、この地中海式ダイエットの『ゆとり』を取り入れればまさに世界最強間違いなし!!
皆さんも美味しいオリーブオイルを毎日食べて豊かな日々を送りましょう!

※『地中海式ダイエット』は2010年に、『和食』は2013年にユネスコ世界無形文化遺産に登録されました。

トマトとオリーブオイルのステキな関係

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こんな記事を見つけました。

『トマトジュースとオリーブオイルの同時摂取により リコピンの吸収が高まることを確認』

-日本女子大学、カゴメの共同研究-より

この時期、紫外線が気になりますね。
紫外線予防は塗るだけでなく体内からも予防できることを知っていますか?

トマトジュースとオリーブオイルを同時に摂取すると、トマトジュース単独で摂取するよりリコピンの吸収が顕著に高まるというのです。

トマトジュースだけでなく、生トマトやトマト加工品を使用して料理する場合でも、オリーブオイルを用いることでさらにリコピンの吸収を高める効果が期待できるんだそうです。

イタリア料理と言えばトマトソースにたっぷりのオリーブオイル。

美味しいだけではなくて、栄養学的にも理にかなっているということなんですね!

6月20日、今月のセミナーではこんなお話をさせていただきながら、トマトとEXVオリーブオイルを使った一品をご一緒に楽しみましょう。
(詳しくはこちら)

ただいまおかげさまで満席となっておりますが、キャンセル待ちでお受けしております。

キャンセルが発生した場合、順次ご連絡させていただきます。

*次のセミナーは7月18日金曜日 午後2:00〜4:00です。参加お申し込みお待ちしております(^-^)

イタリア旅行記 ところ変われば…(イタリアの駅で気を付けること)

stazione_milano_centrale
今回はイタリア・電車の乗り方(駅の利用方法)についてご案内します。
と、いうか、体験談を踏まえての『イタリアでの失敗談・電車編Part1』です。

前回の続きから・・・

これからトリエステに向います。

メストレ行きのトラムで痛い目に遭った私。
(詳しくは『イタリア旅行記 バス/トラムの乗り方(失敗するとこうなる)』をご覧ください。)

不法乗車扱いがけっこうな精神的ダメージとなって、しばし放心状態に陥りました。
トラムを降りてから駅までの道のりや、電車のチケットをどうやって買ったのかなど、罰金支払直後の記憶が全くありません・・・。

caffe-sそんな私を気遣って、イタリア語があまり得意ではない妹が駅のBarでコーヒーを買ってきたり、
フリーWi-Fiのパスワードを聞いてきたりと、すごく頑張ってくれました。ありがとね!

駅のBarでコーヒーを飲み、隣に座ったちょっとイケメンのROMA人とお話して少し元気が出てきたところで
そろそろ時間、私たちはホームに向いました。

メストレ駅の電光掲示板を見るとようやく私たちの乗る電車がどのホームに止まるのか、表示されていました。

tabellone

イタリア駅利用情報 その1

イタリアでは電車が到着直前にならないと自分の乗る電車がどのホームに着くのかわかりません(なんて不便な)。
なので必ず電光掲示板でどこのホームに到着するか確認しましょう!

イタリア駅利用情報 その2

黄色いBOXが駅のソレです。

まずは切符に刻印を!

もう、同じ過ちを犯すわけにはいきません!

obbliteratrici_stazioneしかし、壊れていることもしばしば。
最近は白いBOXに赤とグリーンのイタリアンカラーをデザインとした刻印機もあります。

とにかく、イタリアでは駅に早めに着くようにして、まずは刻印機が壊れていないかチェックしましょう。
そして壊れていたら他の機械を探し、打刻しましょう。

そしてそして、万が一機械が故障していて、もしくは時間がなくて打刻できなかった場合は

電車に乗った後、すぐに検札係を探しましょう!

検札係は必ず前と後ろに乗っていて、不正乗車の人を挟み込めるよう、駅と駅の間隔が長い時に一斉に検札をするのだそうです(・・・でもみんな知っているので、このやり方で常習犯が捕まるわけないのですが・・・もしかして観光客がカモ??)。
そして、チケットを見せ、事情を話してチケットにサインしてもらってください!
(この情報を知らなくて痛い目にあいました…また別のブログで)

イタリア駅利用情報 その3

イタリアの多くの駅は、このように駅に入ってすぐのホーム以外は一度地下に降りてから階段を上り、ホームに出ます。

ミラノやフィレンツェ・ローマなど大きなターミナル駅はホームの前が繋がっているので地下に降りなくても隣りのホームに行くことが出来ます(が、すべてのホームが繋がっているわけではなかった!この事がゆくゆくまた事件の引き金となるのです・・・これもまた別のブログで)。

イタリアのほとんどの駅がエスカレーターなんてついていません。
メストレも例外ではありません(観光客多いんだから、どうにかして)。

エレベーターは只今工事中。別のホームに行くためには階段を下りて上るしかない・・・。

長期滞在のため、20㎏超のスーツケースを持っている私たち。。。

女性がこのサイズのスーツケースを持って階段を上るのは至難の業!

頑張って二人でウンショ、ウンショと大きな荷物を持ちながら階段を上っていると、

「フッ」っとスーツケースが軽くなってビックリして振り向くと、ジャージ姿の30代くらい?の男性が後ろから私たちのスーツケースのキャスターのところを持ち上げてくれていたのです!
押し上げられるように、そのままスタスタとホームに上がることが出来ました!

『Grazie mille!』

私たちがお礼を言うとその人は両手を差し出して『私はご飯を食べるお金がないんです。お金ちょうだい。』

・・・がーんッ!この人はタダの『親切な人』じゃなかった!これは彼の『お仕事』だったのね!

食べるお金がないわりにはガタイがいいじゃん。
良く見るとイタリア人っぽくない、人相悪いぞ、危なそうだ~・・・。

無視してなんかされてもイヤだし、
一方的にとはいえ、手伝ってもらったことは事実なのでしかたがない、と
2ユーロ渡しました。

彼はお金をもらうとさっさと次のカモ探しに行ってしまいました。
観察していると別のホームで仲間らしき別の人相の悪いオジサンとなにやら悪だくみ(のようにしか見えない)をしていました。

またまたやられた感がたっぷり・・・。

きっと私のオーラが弱くなっていて、
朝受けた精神的ダメージを彼は野生のカンで見抜いたのでしょう。
この弱さが『付け入るすきを与えた』のだと感じました。

イタリア駅利用情報 その4

駅には彼のように荷物を運んでお金をもらうという『仕事人』がたくさんいます。
ミラノやローマなどの大きな駅には自動券売機があって、観光客のために『自動販売機の使い方』を教えてお金をもらう隙間ビジネス(?)もあります。

またそういった大きな駅では階段がないのでスーツケースを載せるキャリーを持った『仕事人』が荷物の多い観光客に声をかけてくるので気を付けましょう。

中には本当に親切心で荷物を持ってくれるイタリア人もたくさんいます!

そこで

親切なイタリア人と『仕事人』の見分け方

  • 1.荷物を持っていない、身軽(もしくはキャリーを持っている)
  • 2.服装は質素(ジャージなど)
  • 3.ホームもしくはホームに上がる地下の通路で用もなくウロウロしている。
  • 4.イタリア人っぽくない(差別のようですが、自分の身を守るための判断材料です。何人だから悪いというのではありません)←これはよーく観察すれば違いが何となく分かってきます。
  • 5.人相が良くない(目つきが悪い)

などなど。参考にしてみてください。

それでも。

スリや引ったくりも多いイタリア、ただの物乞いではなく、何らかのサービスを提供して(大きなお世話だけど(^^;))お金を頂くことにしている彼らは、実は良心的なのでは?

なんて言いながらも、やっぱり払いたくないので駅では特に気を付けよう!
と思った出来事でした。

イタリア・オリーブオイル・デー2014(JOOP-Japan Olive Oil Prize-)

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先日、六本木ヒルズにて在日イタリア商工会議所(ICCJ)主催による

イタリア・オリーブオイル・デー2014

が開催されました。

まだ日本未入荷の美味しいオリーブオイルのお味の紹介や、すでに国内に輸入されているイタリア産EXVオリーブオイルの試食販売、

セミナーの様子

セミナーの様子

そしてイタリアから農学者・イタリア政府認定オリーブオイルテイスター・フィレンツェ商工会議所化学研究所研究員などを招いてのオリーブオイルセミナーの開催、
そしてそして、今回3回目となる JOOP-Japan Olive Oil Prize-(オリーブオイルコンテスト)など、盛りだくさんなイベントでした!

中でもオリーブオイルコンテストはイタリア政府認定オリーブオイルテイスターや、世界で活躍されているパネルリーダーが審査員。
日本で唯一、EU規定に則って行われる最も信頼できるコンテストです。

この素晴らしい審査員たちが厳格に判定した審査の結果、この度受賞されたオリーブオイルが コチラ!

premio2

デリケート部門
第1位 “L’Aspromontano”, Olearia San Giorgio (Calabria州)
第2位 “Ortice Riserva”, Frantoio Romano (Campania州)
第3位 “Laudemio”, Fattoria di Maiano (Toscana州)

ミディアム部門
第1位 “Cenzino“, Az. Agr. Vincenzo Marvulli (Basilicata州)
第2位 “Uliva”, Agraria Riva del Garda (Trentino州)
第3位 “Legno d’Olivo”, Fattoria Altomena Srl (Toscana州)

ストロング部門
第1位 “Gran Pregio Bio”, Az. Agr. Caputo Maria (Puglia州)
第2位 “Cherubino“, Terraliva (Sicilia州)
第3位 “Fam DOP Irpinia Colline dell’Ufita”, Oleificio Fam Sas (Campania州)

受賞されたオイルの生産者の方、インポーター、関係者の皆さま、おめでとうございます!

サプライズなことにこの3月、イタリアトリエステで行われた Olio Capitale(EXVオリーブオイルの展示会・私、行きました~!)で受賞したオイルもイタリア商工会議所のブースで紹介されていました!

MAMIさんと生産者のRiccardoさん

MAMIさんと生産者のRiccardoさん

そちらのブースでは私の尊敬するAISOの先輩、MAMIさんがお手伝いをされていて、気が付けば私もまさかの主催者側に!
このOlio Capitaleの受賞オイルのブースを任されて、ご案内させていただきました!

美味しいオイルたちと楽しい仲間に囲まれてプチイタリアを満喫!
とてもハッピーな一日となりました!ご一緒した皆様、ありがとう!ご来場された皆様もありがとうございました!

また是非来年、足をお運びくださいませ^^

イタリア・バス/トラムの乗り方(失敗しないために)

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今回の旅ではバスに乗りまくりました。

乗り慣れてくるととても便利ですが、日本の常識はやはり通用しないのがイタリアです。やるね、イタリア!
わかってはいたものの、今回、痛い目に遭いました!!!(興味のある方は『イタリア・バス/トラムの乗り方(失敗するとこうなる)』をご覧ください)

そこで、反省もかねてイタリアでのバスの乗り方を書き留めておきます。ご参考にどうぞ!

その1.切符の買い方

・バスに乗る前に必ず買っておく!

イタリアにはパスモもなければスイカもありません(当たり前?)。
なので、切符は乗る前に必ず買っておきましょう!
(バスの中で運転手さんから買えるところもありますが、割高です。また、自動券売機があるバスもありますが、壊れていたり、紙がきれていて出てこなかったり。。。^_^;意味ないじゃん)

チケットの購入場所は駅の売店やバス停近くのタバッキ(キオスクみたいなタバコ屋さん)、バールなど。
市街地内の路線(ウルバーネ)は一律料金で、町にもよりますが1~1.5ユーロ程。観光地では1日乗り放題といったチケットが用意されている所もあるので、一日に複数回バスを利用する予定がある場合はその方がだんぜんお得です。地下鉄やトラムがある町ではすべて共通です。
あらかじめホームページなどで調べておくといいですね。

※ミラノ市街地のバス・地下鉄・トラムの料金(イタリア語・英語)

市街地の外に行く長距離バス(エクストラ・ウルバーネ)の場合は目的地までの距離によって値段が上がっていきます。
観光客に目的地までの距離などわかるわけありませんから、はっきりと行き先を言って購入しましょう。

・帰りのチケットも買っておこう!

バスで小旅行をする場合、それが田舎の場合は観光地であったとしても(!)切符がどこにも売ってない場合があります!日帰り、もしくは帰りもバスで帰る場合は必ず帰りのチケットも買ってからバスに乗りましょう!

・買う時間帯に注意!!

そして、いつでも切符が買えるわけではありません!!
小さな街ではみんな一斉にお昼休みを取ります。バスのチケットを売っているお店も例外ではありません。南イタリアの小さな町では夕方5時までお昼休みという町も!!とにかく、買える時間帯に買っておきましょう!

その2.刻印を忘れずに!

チケットは買っただけではダメです!
電車でもそうですが、イタリアでは基本、乗り物に乗る時に刻印機で打刻をします。
(最近、地下鉄など一部で日本の改札のようなゲートができて、チケットを通さないと入れないところも出てきましたが、まだまだ一部です。)
バスの場合はバスの中にあるので乗ったら必ず上から差し込むか、横から差し込むか、もしくはバーコードを読ませるかしてチケットに『印』をつけなければなりません。
運が悪いと検札Gメンが乗り込んできて30倍以上の罰金を取られます。(体験してみました)

その3.停留所(fermata)をチェックをしよう。

乗る時に降りる停留所の名前をチェックします。
イタリアのバスは車内放送はほとんどない(下手すると電光案内表示もない時が多い)ので、外を見ながら自分で判断してストップボタンを押さなければなりません。
でも、知らない町だと道だってわからないですよね。

そんな場合は運転手さんに聞くのが一番!
『va a 〇〇(降りたい停留所の名前)?ヴァ ア〇〇?』「〇〇に行きますか?」と聞いて、『Sì.』だったら『può dirmi dove devo scendere?プオディルミ ドヴェ デーヴォ シェンデレ?』「ついたら教えてくれませんか?」と言えば『次の停留所だよ』とかって教えてくれます。

・帰りの停留所(fermata)も必ずチェック!

日本のように向かい側に帰りのバス停があるとは限らないイタリア。
帰りに慌てないように、バスを降りたら先に確認しておきましょう。

それでも失敗(?)してしまったら・・・
ちょっとのトラブルやハプニングは旅のいーい思い出です!

皆さん、楽しいイタリアLifeをお過ごしください♪

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イタリア旅行記 バス/トラムの乗り方(失敗するとこうなる)

mappa_di_mestre

身をもって経験しましたので、皆さんのご参考になれば。

ヴェネツィアでメストレに住む友人宅にホームステイさせてもらった私たち。

メストレ情報
ヴェネツィアの入口の町で、ヴェネツィア本島よりバスで10分ととても便利なところ。
本島は家賃が高いため、ここに家を借りて本島に仕事に行く人たちが大勢住んでいます。また工業も盛んで移民も多く、そのため治安があまり良くありません。駅周辺は特に注意が必要です。

初日の夜は友人が手料理をご馳走してくれました。
彼女はサルデーニャ島出身で料理がとても上手!ドルチェまで手作りで大満足!
そして2日目は彼女オススメの本島レストランでお食事。
と、その前に。売店がしまっちゃうので今晩の帰りのメストレまでのバスのチケットを買いにチケット売り場へ。
チケットはトラムも共通で翌日も使えるお得なものがあったのでそれを購入。

楽しいディナーのひと時が終り、メストレの友人宅へ・・・バスに乗りチケットに打刻しようとしたらエラー音が。何回やっても同じ。なんでかな???

obliterare-autobus

イタリア人の友人がそのチケットをもって状況を運転手さんへ話に行ってくれました。

どうやら、チケット売り場で違うものをわたされたみたい?

まぁ、カードで買ったのでその時のレシートが残ってるし、何か言われたらそのことを言えば大丈夫と言ってくれたので、運転手さんの言うことを信じ、彼女の家に帰りました。

翌日、そのチケットを持って、トラムに乗りました。
チケットを打刻しようにもやっぱり昨日と同じ反応。まぁ、しょうがない。

しかし、運悪く検札Gメンが乗ってきたのです!

イタリアではチケットを持っていなくても、バスの乗り降りが自由にできてしまうのです。なので、無賃乗車がとても多い。

そこで時々検札員がバスに乗り込んでチケットをチェックするんです。
(支払わなければ乗れない、もしくは降りれないシステムにすればいいのに、と思うが、この罰金で稼いでいるという話も^_^;)

もちろん、私はお金を払ってチケットを買ったので、昨日、運転手さんに言われた通りにお話してチケットを見せました。
controllori-bus
するとチケットのバーコードを読み取ったGメンが、「これは昨日発券したものではなく売り場も別のところのものだ」と。
どういうこと?よくわからない・・・?
あ、きっと売り場のおばちゃんが間違えたんだわー。

・・・なんて、簡単に話が済みそうもない雰囲気。どうやら無賃乗車扱いを受けてしまったよう。

昨日買った時のレシートもあるよ、ほら、カードで買ったんだから―・・・
と、レシートを見せてもダメ。

もしかしたら使用済みの切符と間違って見せてしまった?
そういえば、ヴェネツィアに着いた当日も同じチケットを買ったことを思い出しました。
・・・バックの中をもう一回探してみる!
その間、イタリア人の友人が昨日運転手さんに言われたこと、チケットを買った時に一緒にいたから間違いなく買っていることなど、一生懸命言ってくれてるんだけど、頭が固いGメンさんたちは氷のように冷たい・・・

そうこうしているうちにヴェネツィア・メストレ駅に到着。
とりあえず降りる。もちろんGメンたちもくっついて降りてくる。すると、どこからともかく仲間がぞろぞろ。
5人のGメンに囲まれて、『なければ罰金52ユーロお支払いいただきます』

な、なにぃーーーーっ??

さがすさがすさがす!!!!絶対捨ててないからカバンの中にあるはず!
自分で何回見ても見つけられないので妹にカバンをチェックしてもらった。すると

『・・・お姉ちゃん、コレ!!』
え?・・・あった??カバンの内ポケットに数枚の名刺に紛れてチケットが!!!

アーよかった!見つかった!ごめんなさーい、もうやだわ、私ったらおっちょこちょいで~!
これでめでたしめでたし・・・じゃなかった!

『昨日打刻しなかったからやっぱり駄目。はい、罰金!』

そう、イタリアではチケットを買って持っていても打刻してなければダメなんです。

これにイタリア人の友人が食って掛かると、『はい、じゃあキミもID出して。』
とまるで共犯扱い!
このままじゃ彼女にも迷惑かけちゃう!仕事にも間に合わない!

『わかった・・・払います。』

このあと、頭の中は真っ白。駅までの道のりをまったく覚えていません。

その後、フィレンツェ人の友人にこの話をしたら、『だいたいヴェネツィア人は冷たいんだ!』と怒ってくれました。(慰めてくれたのよね、ありがと^^)

でも、今考えると、私は日本の常識を引きずっていたんですね。
ここはイタリア。日本じゃない。

というわけで、『イタリア・バス/トラムの乗り方(失敗しないために)』
にまとめました!

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イタリア旅行記 ヴェネツィア・カーニバル情報

Bambole e Maschere di Carnevale 貴族にコスプレした猫たちの人形

貴族にコスプレした猫たち

ヴェネツィアと言えばカーニバル。中世の衣装を身にまとい、仮面をつけていざ、舞踏会へ・・・。

トリエステに入る前に2日ほどヴェネツィアで観光することにした私たち。
カーニバル終了3日後にヴェネツィア入りだったのですっかりお客も引いて落ち着いたころだろう、なんて思ってたら、そーでもない!
さすが観光の町ヴェネツィア、普通の平日というのに観光客でいっぱいでした!
いったいカーニバル当日はどんなことになっていたのでしょう?

こんなことになっていたようです・・・^_^;)
carnevale2014san-marco
ところで、毎年開催日が異なるヴェネツィアのカーニバル、いったいどうやって決めているのでしょう?

カーニバルはカトリックの祭事で復活祭(イタリア語でPasqua/パスクワ、英語ではEaster/イースター)によって毎年異なります。
ここからすべて逆算!

パスクワは「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」と決まっていて、その前の40日間(正確には日曜を除いて数えているので46日)を四旬節 ( しじゅんせつ ) といい、四旬節が始まるのは水曜日で、この日を「灰の水曜日」といいます。
「灰の水曜日」の前日の火曜日がカーニバル最終日となるように逆算してカーニバル予定日を決めるのだそうです。(もっと知りたければググってね)

カーニバルじゃなくても大人気★

カーニバルじゃなくても大人気★

今、世界的に日本のアニメのコスプレがブームとなっていますが、
ヴェネツィアのカーニバルはある意味コスプレの先駆けではないでしょうか?
私的には日本のアニメのコスプレより、こちらルネッサンスの貴族のコスプレの方がやってみたいw
いつか参加したいです(*^_^*)

ちなみに今年2014年は2月22日~3月4日まででした。

2015年のヴェネツィア・カーニバル開催日程は2月7日~17日です。

ヴェネツィア一番人気の時期ですので、ご予約はお早めに~!



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