イタリアンレシピ:タコの溺れ煮(polpo affogato)
4月に開催した春の手打ちパスタの会のお料理のレシピを公開します♪
4月の手打ちパスタはニョッキでした。ニョッキの作り方はまた後ほど!
Polpo Affogato(タコの溺れ煮・トマトソース)
<材料>※圧力鍋を使います(4人分)
・タコ 300g~400g ・重曹 1g※ ・にんにく(みじん切り) 1片 ・玉ねぎ(薄切り) 1/2個
・セロリ(薄切り・葉っぱも) 1/2本 ・オリーブオイル 大1 ・白ワイン 50㏄
・トマト缶 1缶(400g)・黒オリーブ(輪切り) 10個 ・鷹の爪 半本 ・ローリエ 1枚
・オレガノ 適量 ・塩・コショウ 適量
<準備>
・タコは大き目のぶつ切り(小さくなるので)にする
・玉ねぎ・セロリは繊維を断ち切るようにスライスする
・オリーブは3㎜ほどの輪切りにする
・にんにくはみじん切りにする
<作り方>
- 1. 圧力鍋にオリーブオイルとにんにくを入れ、フツフツしてきたら玉ねぎ・セロリ・鷹の爪も入れて玉ねぎ・セロリがしんなりするまで炒める
- 2. タコを加えてさっと炒め合わせ、白ワインを入れて沸騰させる
- 3. 一旦火を止めて重曹を加えてまぜ、トマト缶・オリーブ・ローリエを加え、蓋をして圧力をかけていく(中火強)
- 4. フロートがふれたら弱火で5分加圧し、火を止め圧力が下がるのを待つ
- 5. 下がったらふたを開け、塩・コショウ・オレガノで味を調え、さらに弱火で15~20分程煮詰めたら出来上がり。
・お皿に盛ったあと、さらに上からEXVオリーブオイルをたっぷりかけて。
・一度冷ましてから温め直すとさらにGood! ※重曹は耳かき程度。
圧力鍋と重曹でめちゃくちゃやわらかく、またトマトにタコの旨みが溶け出してとーーーっても美味!
そのままおつまみに・細いパスタに合わせても美味しい!
みなさまも是非お試しあれ!
イタリア旅行記 チヴィタ・ディ・バニョレージョ(Civita di Bagnoregio)
このゴールデンウィークに初めてイタリアに観光に行くお友だちに『美味しいレストランとか、おススメのお土産とか、イタリア情報教えて!』といわれ、それをきっかけにイタリアのことをいろいろ思い出したので、これからまたイタリア旅行記をぼちぼちと書き留めていこうと思います。
思い出に残る風景といえばまずはこの町、『チヴィタ・ディ・バニョレージョ』。
写真で見て知ってはいたけど、肉眼で見ると迫力あります!
『天空の城・ラピュタ』のモデルにされたとも言われていますが、わかる~~!
場所はウンブリア州とラツィオ州の境目あたりで(でも一応ラツィオ州なの)最寄駅はオルヴィエート(オルヴィエートはウンブリア州)。
『2500年以上前にエトルリア人によってつくられた都市であるが、台地辺縁部の崩落によってその上の建物が崩れる危機に常にさらされており、「死にゆく町」(il paese che muore)とも言われる。』Wikipediaより
まずはオルビエートから車でバーニョレージョという町へ。
行く途中の道も緩やかな丘陵の続くオリーブ畑やのどかな景色で癒されました~!
バニョレージョに到着。実は車で一度通り過ぎてしまったくらい普通の小さな田舎町。みんな本当にここからチヴィタ・ディ・バニョレージョに行ってるの?というくらい、人が少なく静かです。
とりあえず、ここに車を止めて歩いていきます。
道に「←Civita」という標識を見つけ、その指示通り、町の中心と見られる道を登っていくこと15分。。。そろそろ町の終わりに到着。
そして崖の向こうにチヴィタ・ディ・バニョレージョが見えてきました!
なんだ、ここまで車で来れたじゃん(笑)
チヴィタ・ディ・バニョレージョへの入口はこの長ーい橋!とってもワクワクします^^
結構きつい上り坂だけど、周りの景色を見ながらなので全然苦になりませんでした。
橋を渡りながらの絶景。。。鳥のさえずりしか聞こえてこないラツィオ州の大自然!
橋を渡りきると要塞がお出迎え。その下の門を入るとすぐにお土産屋さんがあります。
絵葉書や、アクセサリー、ちょっとしたアート作品などが販売されていました。
石造りのアーチがあったり、街並みは16世紀の当時のまま。
町の中心の広場にでました。よく見ると、いたるところに猫が。
みんな人懐っこい^^
そしてなんと、3000年前ごろに作られたという洞窟内に、16世紀に作られたオリーブオイルの搾油所が!小さなミュージアムになっていて1ユーロを払って中を見学することができます!
ちょっとしたダイニングや、ベッドまであって、当時はここで生活をしながら搾油をしていた様子が想像できます。
かなり細くて狭い階段を下りてきたのですが、中にはオリーブオイルを引いた大きな臼までありました!
この大きな臼に石のローラーを乗せて、ロバがぐるぐる回ってオリーブの実をすりつぶしてオリーブオイルを搾っていたんだろうな。
チヴィタで500年も前の搾油所を見学できるとは思ってもいませんでした!オリーブオイルの搾油に興味をお持ちの方はこれだけでも行く価値あり、です!
搾油所を出ると、こんなところにも猫たちが日向ぼっこ。(隠し絵のように植物の鉢の中にも気持ちよさそうな子が^^)
この日は観光客も少なく、のどかな町の様子をうかがうことができました。
時間が止まってしまったかのような、中世の田舎街、チヴィタ・ディ・バニョレージョ。
みなさんも真ん中イタリアにお越しの際は是非足を延ばして、このゆっくりとした時間を楽しんでみてくださいね~!